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太陽の郷プロジェクト始動! ~100歳まで自立した生活を維持するために~
スポーツモチベーションは、2023年10月1日より、茅ケ崎にある住宅型有料老人ホーム「太陽の郷」と業務提携を結び、入居者の健康寿命延伸を目指し様々なプログラムの提供を開始しました。入居者の平均年齢は85歳、介護レベルの低い、比較的自立した生活を送れている方が多いのが特徴の施設です。私たちのミッションは、「入居者の皆さまがいかに現在の自立レベルを維持することができるか」、というところにあります。
100トレ体操&ENCOMPASSのスペシャルプログラム
基軸となるのは、週に4回実施されるグループプログラム「100トレ体操」です。
100トレ体操とは、人生100年時代、一生自立した生活を送るために必要な3つの要素「自分の脚で歩く」「自分の力で食べる」「排泄をコントロールする」これらの力を維持することを目的とし、3分野の専門家が集結し開発された体操です。
また、体作りや食事、睡眠などに関する健康教室も定期開催しています。実際に動くのは億劫だけど、ライフスタイルを改善することから始めてみたい、運動の必要性をきちんと理解してから運動に取り組みたい! という方々から好評を得ています。
一度運動を始めてみると、思ったほどきつくない! 意外と楽しい!と感じられる方も多く、その場合、より個々のニーズにカスタマイズした指導が可能なパーソナルトレーニングへと進みます。高齢になればなるほど、パーソナルトレーニングの必要性・効果性は高まります。なぜなら皆さまそれぞれ異なった身体的トラブルを抱えているうえに、目標とするところも異なるからです。つまり運動時に配慮すべきリスクも異なれば、実施すべきエクササイズも異なるということです。先述した3つの要素に加え、骨粗鬆症や転倒予防、生活習慣病や関節痛予防などのエクササイズも、多くのケースで必要とされます。太陽の郷のパーソナルトレーニングルームには、機能回復に極めて有効で、欧米ではスタンダードであるエクササイズマシンENCOMPASSを導入し、固有感覚の向上や骨盤底筋の強化、骨粗鬆症予防のためのジャンプエクササイズなどを安全かつ効果的に実施しています。ENCOMPASSが持つエンターテインメント性も、運動を続けるモチベーション維持に一役買っています。
モチベーションを引き出し、楽しく運動に取り組める環境づくりを
今後さらに高齢化が進む日本社会において、「高齢者が自立した生活をいかに長く続けられるか」ということは、医療費や介護費といった経済的視点からも、老々介護といった社会的視点からも非常に重要なテーマです。理論的には、何歳になっても筋肉量は増え、トレーニングの効果は期待できます。ですが実際は、認知症やモチベーションの低下、活動量の低下などの要因も絡み、期待値通りの効果を出すことは難しいとされてきました。
そのような状況下、ENCOMPASSという新たなマシンを導入し、健康教室やスポーツイベントなど、コミュニティを形成しつつモチベーションを引き出し、維持する施策も取り入れた今回の取り組みは、今後の高齢者運動指導の試金石となるものとして、フィットネス業界、介護業界、医学界などから高い注目を集めています。
開始から3か月余り、すでに効果は出始めています。