スポーツモチベーション

ブログ

成長期に必要な運動とは?

健康情報

2020/1/10

本日は、成長期に必要な運動について解説します。
子どもから大人へと成長する過程には、大きく分けて小学生、中学生、高校生の時期があります。実はその時々で重要となる運動は異なります。まず小学生の時期に大切なのは、動きを身につけることです。人間の脳神経機能は、12~13歳くらいまでに90%ほどが完成されると言われています。一方、筋力は50%程度しか成長していません。ということは、筋力トレーニングを行うよりも脳神経機能を向上させる運動を行うことのほうが適していると言えます。中学生の時期には、主に呼吸循環器系が発達するため、全身の持久力が高まります。したがって、長距離のランニングや水泳を行い、スタミナ力を高めることに適しています。高校生になると、骨の成長が安定し筋肉が発達してきます。この時期になって初めて、パワー・瞬発力などを鍛えるトレーニングが必要となります。
子どもの運動能力は、文部科学省の「体力・運動能力調査」によると、昭和60年頃から低下傾向にあります。また、肥満も増加しています。原因としては、「ゲームを中心とした室内遊びの選択肢が増えていること」などが挙げられます。 今の時代、子どもたちの運動量を少しでも増やすためには、運動を楽しんでもらうことがポイントです。楽しくない、興味のない運動は、すぐにやめてしまいます。ですが、やっていて楽しいと思える運動であれば、自らの意志で続けることができるはずです。いろんなスポーツにトライし、「これを続けたい!」というものに出会えるような環境を作ってあげることがポイントです!

ページトップへ